こんにちは、成城補聴器フィッティングルームです。
世間はコロナ禍で大変な状況ですが、6月は多くのお客様が当店までお越し頂く事が出来、来客数・売上共にほぼウイルス問題前の状況に戻りました。ご来店頂きました皆様、またご紹介頂ける耳鼻咽喉科や高齢者施設のスタッフ様、本当にありがとうございます。
当店は平成元年に開業して以来30年以上、移転もなく同じ場所で接客をして参りました。落ち着きあると評価される店舗で、何千人という方々の聴こえに携わって参りましたが、施設の老朽化も散見される様になっている昨今です。
より快適に、お客様にお過ごしいただける様に。
その想いで、御来店いただける皆様に感謝を込めて、今週はじめに床面のカーペットを張り替えしましたので、ご案内申し上げます。
改装後 店舗内 改装後 入り口 改装後 応接スペース 改装後 音場測定室 改装後 カーペット 入口
採用しましたカーペットは、低炭素社会の実現に貢献していると認定され、消防法に基づく防炎性能試験に合格しており、制電性能も高いものを導入しました。VOC(ホルムアルデヒド)放散が極めて少ない、身体に優しい素材です。
改装前のライトグレーから、ダークブラウンに変更しました。床面が締まりある色調の店舗になり、より落ち着いた雰囲気になり、吸音効果も素晴らしく、聴こえのご相談を承れる環境がより整った様に思います。
また、少し前にリオン社 前ご担当 Ki氏のご尽力により、聴力測定室も一新させて頂くことが出来ました。
古い測定室に比べてより広く、遮音性能も高い、主に耳鼻咽喉科での使用用途であるリオン製 高級聴力検査室 AT-64Aです。今回の新設カーペットを測定室内にも敷いたところ、吸音性能がより向上し暗騒音も低下致しました。
(新)聴力測定室 外観 (新)聴力測定室 扉を開いたところ (安全対策)足下の段差を照らす様に照明を設置 (吸音対策)室内もカーペット敷設
今回施工の途中、弊社 設立前の店舗(関口眼鏡店:現在もお隣で営業中)が使っていた壁面が出てきました。
イギリスにも出店していた関口眼鏡店が、50年近く前に現地で仕入れて輸入した壁紙で、ウィリアム・モリス氏(William Morris 1834-1896)のデザインです。ウィリアム・モリス氏については下記リンク先の解説が素晴らしいので、ご案内申し上げます。
守るべき伝統と、取り入れるべき革新を備えて、これからも「良い聴こえ」に邁進して参ります。
快適性を増した店舗にて、皆様のご来店をこころよりお待ち申し上げております。